プロボクシングの２０１６年度年間優秀選手表彰式が１０日、東京ドームホテルで行われた。今回から表彰選手を表彰式当日まで明かさなかったため、例年になく緊張感のある式となった。

　最優秀選手賞には山中慎介（帝拳）が３年ぶり２回目の受賞。山中はＫＯ賞、年間最優秀試合とともに、具志堅用高（協栄・２回）、井上尚弥（大橋）以来となる３冠を獲得した。技能賞・井上尚弥（初）、殊勲賞・小国以載（角海老宝石・初）、努力・敢闘賞・石本康隆（帝拳・初）。

　以下、ＫＯ賞・山中慎介（帝拳・３年ぶり３回目）、井岡一翔（井岡・初）、新鋭賞・比嘉大吾（白井・具志堅スポーツ・初）。

　優秀選手賞として井岡一翔（井岡）、井上尚弥（大橋）、小国以載（角海老宝石）、カルロス・クアドラス（帝拳）、河野公平（ワタナベ）、高山勝成（仲里）、田口良一（ワタナベ）、田中恒成（畑中）、長谷川穂積（真正）、ホルヘ・リナレス（帝拳）、八重樫東（大橋）、山中慎介（帝拳）＝順不同＝が選ばれた。

　また、年間最高試合（世界戦）はＷＢＣ世界バンタム級タイトルマッチ（１６年９月１６日）、山中慎介（帝拳）－アンセルモ・モレノ（パナマ）＝帝拳プロモーション。（世界戦以外）スーパーウエルター級１０回戦（１６年４月１５日・米国）、亀海喜寛（帝拳）－ヘスス・ソト・カラス（メキシコ）＝ゴールデンボーイプロモーション

　＜女子＞

　最優秀選手賞は藤岡奈穂子（竹原慎二＆畑山隆則）が２年連続４回目の受賞。年間最高試合はＷＢＯ女子世界バンタム級タイトルマッチ（１６年６月１３日・後楽園ホール）、藤岡奈穂子（竹原慎二＆畑山隆則）－真道ゴー（グリーンツダ）＝一力プロモーション。

　＜特別功労賞＞長谷川穂積（元世界３階級制覇王者）

　＜特別賞＞木村悠（元ＷＢＣ世界ライトフライ級王者）、池原シーサー久美子（前ＷＢＯ女子世界ミニフライ級王者）、安藤麻里（元ＷＢＡライトフライ級王者、前ＷＢＣ女子世界ミニフライ級王者）が受賞した。