ガールズケイリン１期生の島野麗敏（３４、旧姓・中山）＝ＴＥＡＭ　１０　ＣＯＵＮＴ＝が１３日、後楽園ホールで行われたボクシングのプロテストを受験した。

　島野は高校卒業後、サンディエゴ州立大学に進学しボクシングを始めた。帰国後、北京五輪を目指したものの断念。ガールズケイリンの第１回生徒募集に応募し選手となった。だが、ボクシングの魅力が忘れられず、１４年秋頃、地元のジムに入門。ボクシング専念を決め、１６年２月に競輪選手を引退した。

　競輪時代は年収が１０００万円あっただけに「辞めた方がいいよ、と言ったんですけどね」と鳥海会長は笑う。だが、島野は「お金の問題じゃない。目指すのは世界チャンピオン。年齢的に時間はないけど、カズ（三浦知良）選手も『年齢はただの数字だ』と言ってますしね」と明るく前向きだ。

　競輪で鍛えた下半身、特にふくらはぎの筋肉は驚異的な大きさ。天然キャラでジムの人気者でもある。鳥海会長から「高野人母美とか、後藤あゆみとか、美人キラーでいくか！」といじられ、まんざらでもなさそう。テストの合否は１４日に発表される。