WBA王者・田口良一が公開練習 試合のゲストにWBO王者の田中恒成

ポーズを決める田口良一=ワタナベボクシングジム(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、大田区総合体育館)

 6度目の防衛戦に臨む田口良一(ワタナベ)が18日、東京・五反田のジムで練習を公開した。

 同門で日本ミニマム級3位のサウスポー谷口将隆と2ラウンドのスパーリングを行い、ミット打ちとシャドーで汗を流した。「むらはあったけど、最後に上がって来たので100点に近い仕上がり」と落ち着いた表情だった。

 同級1位の挑戦者ロベルト・バレラ(コロンビア)は、小刻みなスイッチが特徴だが「スパーリングは左と多くやりました。バレラがどういう風に来ても対応できる」と話した。左右どちらでもボールを投げられるようなトレーニングを取り入れ、自身もスイッチする用意はあるという。「きれいな左ストレートが打てるようになった。投げる動作とパンチは似ている」と、秘密兵器になりそうだ。

 また、WBO世界同級王者の田中恒成(畑中)がゲストで放送席に座ることも発表された。5月20日に名古屋市内で行われた田中の初防衛戦では、田口がテレビ解説を務めた。試合後、田中からリング上に呼び出され統一戦を熱望された。田中から「今年中にやりましょう」と迫られた田口は「次勝って、ぜひとも田中くんとやりたいと思います」と答え、会場を沸かせた。今回はその裏返しとなる。

 「統一戦は目標ですけど、今はバレラに集中している。バレラも統一戦の話ばかりだと、自分に勝ってから言えと思うだろうし、(統一戦については)勝ってから質問してください」と、気を引き締めていた。

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