内藤大樹がシュートボクシング王座返上 那須川天心へのリベンジ目指す
シュートボクシング(SB)日本スーパーバンタム級王者の内藤大樹が王座返上と、RIZINでも活躍するRISE王者・那須川天心へのリベンジを目指す決意を25日、明らかにした。
同王座挑戦権をかけたトーナメントの開幕が「SHOOTBOXING 2018 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #22」(5月20日・ホテルプラザ勝川)に迫る中、王座返上を決断した内藤は「2度防衛戦をやってランキング1位の植山征紀選手とも2度やっています。植山選手の下にはランカーがいますが、正直この階級ではやり残したことがないかなと思い始めていました」と打ち明けた。
トーナメントについては「メンバーを見ても燃えてくるものがなかった」「減量はきついですが、まだ落とそうと思えば落とせます。減量面よりも今回のトーナメントの優勝者からベルトを奪われるかもしれないという危機感のようなもの伝わってこないのが一番の理由です」とバッサリ。「後々は階級を上げようとも考えていた」こともあり、返上に踏み切ったという。
内藤は昨年11月、RISEの「RISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT」を制し、RISEのどの王座にも挑戦できる権利を獲得。2015年8月1日、RISEバンタム級王者の那須川に屈辱の1回KO負けを喫しているだけに、「ずっとシュートボクサーとして那須川選手にリベンジしたいという想いがあった」と、ターゲットは決まっていた。
実際に「那須川選手が保持しているRISEバンタム級王座に挑戦する方向でSB協会も話してくださっていた」が、「うまく本決まりしていない」という。内藤は「当初3月というお話をいただいたのですが、那須川選手のケガで流れてしまい」「6月にスライドというお話もまた流れたようです」と説明。それでも「僕はいつ対戦してもいいぐらいの状態でいます」と、気持ちは切れていない。
那須川は6月のRISEで、フェザー級に階級を上げて試合に臨むが、内藤は「那須川戦しか今は見えていないので契約体重は合わせます」ときっぱり。「世界最高峰のキックボクサーだという印象は変わりませんが、早く対戦したい。やるからには勝つ自信でいきますし、勝つイメージはできています」と、リベンジへの自信をのぞかせていた。
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