井岡一翔、年末にも日本初4階級制覇のチャンス WBOがニエテスとの決定戦承認

 WBO(世界ボクシング機構)は1日、パナマ市で開催中の年次総会でランキング会議を開催し、空位のスーパーフライ級では同級1位ドニー・ニエテス(36)=フィリピン=と同級3位・井岡一翔(29)=SANKO=による王座決定戦を承認した。ともに世界3階級を制しており、勝者は4階級制覇となる。井岡が勝てば日本選手初の4階級制覇となる。

 井上尚弥(大橋)のバンタム級転級により空位となった王座は、9月に米国イングルウッドで開催された「スーパーフライ3」でニエテスと同級2位のアストン・パリクテ(フィリピン)によって決定戦が行われた。しかし三者三様の引き分けとなり新王者は誕生せず。同じリングで復帰戦を行った井岡は、強豪のWBC同級シルバー王者のマクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)に判定勝ち。新王者に挑む方針だったが、誕生しなかったため、ニエテスと井岡が決定戦を行う運びとなった。

 両陣営は交渉に入っており、年末に海外で試合を開催する方向で進んでいる。

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