ラッキィ池田の寝返りで大仁田軍がターザン山本軍撃退! スターダム★アイドルズ旗揚げ戦
「プロレス・スターダム★アイドルズ」(2日、東京・新木場1stRING)
旗揚げ公演が行なわれ、「特別枠」としてメインイベントで組まれた、大仁田軍VSターザン山本(週刊プロレス元編集長)軍の仁義なき戦争は、振付師・ラッキィ池田の化身であるプパンダが大仁田軍に寝返って、山本軍を制した。
両軍による抗争は、大仁田が「プロレス界に2人嫌いな男がいる。長州力とターザン山本。山本は好きなことばっかり書きやがって、1度デスマッチを体験しろ!」と要求し、山本氏がこれに応戦したことから実現に至った。
“ボランティアレスラー”として、復帰2戦目となった大仁田は橋本友彦、HASEGAWA、雷電のA-TEAM勢とチームを結成。かたや、山本氏は、プパンダ、タイガー戸口、NOSAWA論外、チェーンソー・トニーを引き連れ、「復活!ストリートファイト有刺鉄線ボード・バンクハウス4VS5ハンディキャップデスマッチ」で相まみえた。
のっけから山本氏にマトを絞った大仁田は、まずは公約通り、机上パイルドライバーを決めると、山本氏はしばらく戦闘不能状態に陥った。その後は、スーパーヘビー級の橋本と戸口がド迫力のぶつかり合いを見せ、大仁田が論外をイス攻撃、サンダーファイアーで攻め立てるもフォールは奪えず。
10分過ぎ、「ジャマだ!」とばかりに、プパンダを蹴飛ばしていた論外がマスクをはがすと、大仁田がプパンダに毒霧噴射。そして、大仁田が山本氏をコーナーに立てかけられていた有刺鉄線ボードに投げ飛ばすと、山本氏は大の字で半失神。ここぞとばかりに、大仁田軍に寝返ったプパンダが押さえ込んで3カウントを奪取し(13分5秒、体固め)、大仁田軍の勝利を導いた。
試合後、大仁田が「ターザン!雑誌と違うんじゃ。悔しいか?」とアピールすると、山本氏は「約束が違うんだよ。ヤツは味方だと思ったけど、味方も敵も信用できねぇ」と吐き捨てた。論外は「大仁田さん、久しぶりじゃないですか。またどっちかがぶっ倒れるまでやろうじゃないですか。テメー(プパンダ)、裏切りやがって。次、同じリングに大仁田と上がれ!オマエ(山本氏)も次、きちんとギャラ払え。そしたら、もう一度パートナーで組んでやるよ」と言って退場。
さらに、山本氏が「オレはアイドルと組んで、大仁田とやってやる」とアピールすると、大仁田は「アイドルと組んでどうすんだ。一緒にやってやるよ。リングに上がってきた勇気は認めるよ」と発言すると、山本氏とよもやの握手を交わし、ひとまず、その遺恨を水に流した。
大仁田軍と山本軍のカオスな抗争が、これをもって終止符が打たれたのか、はたまた続きがあるのか、その答えはもはや神のみぞ知るところのようだ。最後はアイドルズとともに、大仁田も「Like a FIRE!!」の曲に乗って、ダンスを披露し、エンディングとなった。
プパンダとともにバックステージに戻った大仁田は「今日は山本さん、ラッキィさんにがんばってもらいました。アイドルズは、オレたちを利用して大きくなってほしい。アイドルは泥をかぶって、水をかぶって、雑草のようにはいあがってこなければいけない。地方を回って、1人、2人、3人と、自分たちで開拓しろ」とコメント。プパンダは「アイドルは歌って踊れればいいというものではなく、人間力じゃないですか。大仁田の兄貴から学んでもらえればいいと思う」と話した。
なお、同団体の次回大会は来年1月13日、新木場1stRING(12時開始)となる。
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