挑戦者の田口、胸囲増でフィジカル勝負だ WBO世界フライ級予備検診

 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(16日、岐阜メモリアルセンター・で愛ドーム)

 王者の田中恒成(23)=畑中=に挑戦する同級4位の田口良一(32)=ワタナベ=の予備検診が13日、都内で行われ、異常なしと診断された。

 ライトフライ級から1階級上げた田口は胸囲が3センチ増加。「腕周りとかが大きくなったと言われることも多くなった。自分でも見て思う」とたくましくなったことを実感しており、「普通は階級を上げたらパワー不足になるんですけど、ライトフライ級の時のようにフィジカルで押していきたい」と戦いをイメージした。

 また、リーチは同日に名古屋で予備検診を受けた田中より9・5センチも上回り、「そんなに差があるとは思わなかった」とビックリ。だが、自身も田中も打ち合いを想定しており、「リーチ差が出るような試合にはならないと思う。近距離での打ち合いが多いんじゃないかと。あっちはスピードもありますし、一瞬で踏み込んでくるので」と意識はしなかった。

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