井岡一翔 6・19幕張で4階級制覇再挑戦 課題は体格&リーチ差の克服

 「ボクシング・WBOスーパーフライ級王座決定戦」(6月19日、幕張メッセ)

 元世界3階級王者・井岡一翔(30)=Reason大貴=が6月19日、千葉・幕張メッセイベントホールで行われるWBOスーパーフライ級王座決定戦で日本勢初の世界4階級制覇に挑む。16日(日本時間17日)に米専門サイト「BoxingScene.com」が伝えた。対戦相手は同級1位アストン・パリクテ(28)=フィリピン。井岡は同級2位。

 井岡は昨年大みそかにマカオで同級王座決定戦で4階級制覇を目指したが、ドニー・ニエテス(36)=フィリピン=に12回判定1-2で惜敗。キャリア2敗目(23勝13KO)を喫した。今回の決定戦はニエテスが3月に返上した王座を争うもので、井岡は再起戦を挟まず、“ぶっつけ本番”で2度目のチャンスを得たことになる。

 パリクテは昨年9月、ニエテスとの同級王座決定戦での12回引き分けを含め、通算25勝(21KO)2敗1分けとKO率が高い。加えて身長173センチと軽量級では長身の部類に入る。身長165センチの井岡にとっては体格、リーチ差の克服も、4階級制覇に向け、大きなテーマとなりそうだ。

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