井上尚弥「過去最高の仕上がり」でWBSS準決勝の舞台英国へ
ボクシングのWBA世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=が8日、英国グラスゴーで18日(日本時間19日)に行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝のIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=戦へ向けて渡英する前に成田空港で取材に応じ、日本で過去最高の状態に仕上げたことをアピールした。
初めての渡英する心境を「楽しみな気持ち。あとは向こうでゆっくりして、体重調整して、試合当日をイメージよく迎えるだけ」と引き締まった表情で話した尚弥。「日本でやれることはやったので、ここからは相手の映像も少し見ながら自分の中のイメージを高めていく」と準備は万端で、「過去最高の仕上がりと言っていいほどバッチリと仕上がっている」と絶好調を宣言した。
日本からは米、うどんなどの炭水化物の食材はもっていくものの、それ以外の物を問われると「特にないですね。本も読まないので」と話し、「何かありますか?」と報道陣に逆質問。だが、父の真吾トレーナーは「自分はありますよ。向こうは乾燥しているらしいので、加湿器とうがい薬とか。ナオ(尚弥)のためですよ。自分はどうでもいい」と親心を見せていた。