小西伶弥 驚異的タフネスでダウン拒否も完敗「世界のレベルに達していない」
「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(19日、神戸ポートピアホテル・大輪田の間)
挑戦者で同級3位の小西伶弥(25)=真正=は0-3(111-117、110-118、112-116)の判定で王者フェリックス・アルバラード(30)=ニカラグア=に敗れ、2度目の世界挑戦での王座獲得はならなかった。アルバラードは昨年10月に獲得した王座の初防衛に成功した。
右ファイターの両者は開始ゴングと同時にまるで最終回かのように足を止めて打ち合ったが、3回に右の打ち下ろしとボディーでダメージを与えた王者がペースを握る。強打を浴び続けながらもダウンを拒否した小西だったが、大差の判定で敗れた。
小西は試合後、「世界のレベルに達していないと試合中にも感じた。ボディーも上も効いてしまい立て直すのに焦った」と完敗を認めた。
昨年3月のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)とのWBA世界同級王座決定戦では3回にダウンを奪われたが、後半巻き返しての判定負け。今回も驚異的なタフネスと気持ちの強さは見せつけてフルラウンドを戦い抜いたが、勝利は遠かった。「出直す気持ちはあるが、考えないといけない。同じことを繰り返して負けるのであれば成長していない。前回よりもショックは大きいですね」。再起の意思は示しながらも、心身ともにダメージの残る敗戦となった。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみるジョージ・フォアマンさんが死去 ボクシング・ヘビー級元王者 享年76 モハメド・アリに敗れた「キンシャサの奇跡」、45歳での王座返り咲きなど数々伝説残し
元世界王者フォアマンさん死去
BD「出禁」ノッコン寺田が激怒「かかってこいよ、雑魚が!」くちゃくちゃ食べ動画への批判に謝罪も…美人妻も心配「めっちゃ言うやん」
アマ9冠・堤麗斗 史上3人目A級テスト合格 異例の公開実施「ここからがスタート。世界王者のその先を見て」
「質が違う」アマ9冠・堤麗斗が異例の公開プロテストで即合格、圧巻スパーに観客どよめき デビュー前からサウジ長官ラブコールに驚きも「本物?」
エイプリールフールのうそ?本当? 那須川天心「結構重大報告」とXに投稿 SNS「ほんとなら楽しみ笑」「冠番組おめでとうございます」
ロス五輪ボクシング実施を歓迎
DDT高梨将弘が試合で首負傷し救急搬送 医療機関で精密検査「診断結果は改めて発表する」団体が状況報告