拳四朗 V6戦生中継に意欲「カッコいいところ見せる」
「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)
王者の拳四朗が2日、都内で6度目の防衛戦に向けた練習を公開。2戦ぶりのテレビ全国生中継が決まり、意欲を高ぶらせた。
京都出身の拳四朗にとって会場の大阪は準地元で、約1000人が応援に駆けつける。前戦では生中継の予定が変更された苦い経験があり、「あとはカッコいいところを見せるだけ。関西でテレビあり。最高っすね」と生中継に大喜びした。
この日は2回のスパーリングなどを披露。減量も残り3キロで、「体調的にはすごくいい」と調整順調だ。
挑戦者タコニンは、ジム会長の父・寺地永氏が「パンチ力は今までやった中では一番」と警戒するサウスポーの強打者だが、フィリピンのミニマム級世界ランカーらと約120回のスパーリングを重ねて対策。拳四朗は「常にいい距離感を保てるようになった」と手応えを感じている。
「一発は気をつけたい。ボクは距離感が得意なので、足を止めないのがポイント」と戦いをイメージ。前戦は圧倒しながらKOを逃しており、「気持ちを出さず、冷静に焦らず倒す」と静かに闘志を燃やした。
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