ボクシング・元女子世界王者の野上奈々さんと夫の野上真司氏がWBO年次総会で表彰
ボクシングのWBO年次総会が5日、東京都内で閉幕し、最終日に行われた表彰式では、ディアマンテボクシングジム会長で元WBO女子世界フライ級王者の野上奈々さん(41=リングネーム好川菜々)と同ジムオーナーで元WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王者の野上真司氏(44)に対し「Only one WBO champion couple award」が贈呈された。
2人は世界的リングアナウンサーのジミー・レノン・ジュニア氏から「WBOで唯一のチャンピオン夫婦。堺市にジムを構えて優秀なジュニア世代の育成を行う他に、警察と協力して飲酒運転の撲滅を呼びかけたり、消防局と防火予防運動を行なうなど、WBOチャンピオンとしての誇り高き活動を行なっている」と紹介された。
WBOのフランシスコ・バルカルセル会長から記念のミニベルトが送られた野上会長は「これまでやってきたことを評価していただき、とても嬉しく思います。WBOは私にとって初めて世界チャンピオンという目標を達成した特別な団体で、主人にとっても日本で初めてWBOアジアパシフィックチャンピオンを獲得した思い入れの強いもの。こんな素晴らしい賞をいただき、これ以上の喜びはありません。この表彰を次への糧にしたい」と喜びを語った。
8日にはエディオンアリーナ大阪で同ジム初のプロ選手、中逵裕太(24)と吉川梨優那(18)がプロデビュー戦を行う。野上会長は「今週末にジムからはじめてのプロ選手がデビューします。選手と共に一丸となって頑張りたい」と抱負を語った。