新日本・ライガー引退試合初戦は黒星…藤波、高岩、大谷、佐野らゆかりの選手がハッスル

引退試合を終えて声援に応える獣神サンダー・ライガー。左下はザ・グレート・サスケ、右下はタイガー・マスク、左端は藤波辰爾=東京ドーム(撮影・堀内翔)
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 「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム)

 5日に引退する獣神サンダー・ライガーが引退試合の第1戦で敗れた。

 ライガーは団体の枠を超えたジュニアヘビー級の大会スーパーJカップをともに成功させたザ・グレート・サスケ、あこがれのレスラー藤波辰爾、現在のタッグパートナーのタイガーマスクと組んでエル・サムライをセコンドにつけ、ともに同期入門の佐野直喜、新日本のジュニアヘビー級黄金時代を築いた高岩竜一と大谷晋二郎、田口隆祐に小林邦昭がセコンドについた組を迎え撃った。

 引退を惜しむ観衆から大声援が送られる中、ライガーゆかりの人物が集まった戦いは、佐野がトペを放てば、大谷が顔面ウォッシュ、高岩がデスバレードライバー、藤波もドラゴンスクリューを繰り出すなどそれぞれがハッスル。ライガーも雪崩式フランケンシュタイナーを繰り出すなど奮闘したが、最後は田口との一騎打ちでケツイェからのどどんに沈んだ。

 試合後の会見で各選手からねぎらいの言葉を送られたライガーは「藤波さんはボクがプロレスラーになるきっかけを作ってくれた方。その方に最後、手を上げていただいた。こんなにうれしいありがたいことはありません」と藤波を始め、各選手とファンに感謝。「ただ、あと1日あります。まだまだ気は抜けません。終わってからですね、引退がどうのこうのと言うのは。リングに上がる以上、そういう気持ちを持ってはダメだと思います」と、最後の引退試合へ気持を引き締めた。

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