ライガー引退、原作者・永井豪さんも感慨「山田選手ですけど…」【一問一答】

引退試合を終えたライガー(左)をねぎらった永井豪さん
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 「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム)

 1989年のデビュー以来、30年以上にわたってジュニアヘビー級をけん引してきた獣神サンダー・ライガーの引退試合が行われた。ライガーは若手時代のライバルだった佐野直喜(54)とタッグを組み、現IWGPジュニア王者の高橋ヒロム(30)、リュウ・リー組と対戦。12分16秒、ヒロムがタイムボムからの体固めでライガーから3カウントを奪った。試合後には“生みの親”である漫画家・永井豪さん(74)からねぎらいの花束を受けた。ライガーと永井さんのやりとり及び、一問一答は以下の通り。

 永井「ライガーさんと(最初に)お会いしたのは31年前。新日本プロレスで誰がマスクをかぶってくれるかいろいろ期待して待っていたんですけど、そしたらライガー選手…山田選手ですけど(会見場は大爆笑)」

 ライガー「いやいやいや(笑)。(報道陣に)もういいだろ(笑)」

 永井「『自分にかぶらせてくれ』という情熱と熱意がすごくうれしくて、即お願いしました。自分の判断は間違いじゃなく、30何年もの長い間活躍してくれたのは本当にうれしい。勝ち負けがあったとしても、ライガーらしいイメージがどの試合もあふれていて。プロレスファンみんなが大喜びするようなスタイルを確立してくれた。本当にありがとうございます。こういうレスラーと一緒にできてうれしい。本当に感謝しかありません。ありがとうございました」

 -レスラーのライガーは原作者の手を離れて戦い続けた。

 永井「どんどんマスクも自分なりにデザインしたり、いろいろ手を加えながら常にファンが飽きないようにしたのは本人の努力以外の何物でもない。私は一ファンとして応援していただけです」

 -リアルライガーの31年間については。

 永井「ライガーさん自身の戦いは伝説を具現化してる。いつの試合も興奮して見ていました。うれしかったです」

 -永井先生を迎えて。

 ライガー「山田君は邪心の塊だったので(笑)。それがライガーを名乗っていいのか分からなかったが、マスクマンになりたかったので。しかも永井先生の『マジンガーZ』、『デビルマン』をずっと見ていたので、その先生のライガーをできると。『やらせてください』と。先生から『31年間良かったんじゃないか』と言っていただいて、ホッとしています。変な意味じゃなく肩の荷が下りて良かったです。僕はレスラー人生、人に恵まれたと思います。カルガリー時代のミスターヒト、藤原さん、猪木さん、山本小鉄さん、その他先輩方、そして永井先生。そういう方々がいたからこそ今の僕があると思います。バイオアーマーを着ると邪心の山田君が消えてしまいました(笑)。素直にそう思っている。本当にみんなに感謝です」

 -バイオアーマーは脱ぐ。

 ライガー「バイオアーマーは脱ぎますが、マスクは、先生が『マスクを取るのかい』と言われたので、僕はマスクを取っても仕方ないので、『僕はライガーのままでいたいです』と。そしたら先生が『それは良かった。そのままライガーでいてください』と直々にお許しをいただいたので。これからも獣神サンダーライガーとして。ただ、バイオアーマーは着ないので。多少邪心にまみれたライガーになるかもしれません(笑)。それはファンの皆さん、お気をつけください」

 -山田君はリバプールの風に…。

 ライガー「山田君って言うなって(笑)。風だよ風、どっか吹いてるよ」

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