獣神サンダー・ライガーの引退に後輩覆面レスラーが思い出と感謝つづる
覆面プロレスラーのビリーケン・キッドが7日、公式ブログを更新。「獣神サンダー・ライガーさんありがとうございました!」と題し、5日に東京ドームで引退試合を行った獣神サンダー・ライガーとの思い出と感謝をつづった。
東京ドームで行われた引退試合当日、ビリーケン・キッドは東京芸術センターホワイトスタジオ大会に出場していた。「『試合後飛び出しで東京ドームに行けばライガーさんの引退試合が観れる!』と思いましたが、調べてみるとライガーさんの引退試合が第1試合と知り引退試合の観戦は断念」と、試合観戦はかなわなかったようだ。
ライガーは1989年4月24日に東京ドームでの小林邦昭戦でデビュー。「当時高校1年生だった僕は野球の部活が終わったその足で真ん中の兄貴に車で東京ドームまで送ってもらって(真ん中の兄貴はそのまま帰宅)1番上の兄貴と東京ドーム内で合流してライガーさんのデビュー戦を観戦。31年前にライガーさんデビュー戦を見た僕ですが、残念ながら引退試合は観戦出来ませんでした」と振り返った。
引退試合を観戦できず「その悲しみを振り払う為にライガーさん30年間の激戦名勝負が収録されたDVDBOXを注文しました」と明かし、このDVDに2002年8月8日の広島グリーンアリーナで行われた獣神サンダー・ライガー&スペル・デルフィン&えべっさんVSくいしんぼう仮面&ビリーケン・キッド&タイガースマスクの戦いが収録されており「嬉しいです。ありがとうございます」と喜んだ。
続けて「僕が大阪プロレスに入団した年にこのカードで新日本プロレスで試合が出来るという夢にも思わなかったチャンスをいただきました」と振り返った。しかし「この日はライガーさんと絡んだ記憶は無いのです」と残念がった。
ライガーとの思い出は「約13年前みちのくプロレスさんで開催された覆面ワールドリーグ戦の1回戦、後楽園ホールのセミファイナルで対戦したシングルマッチ獣神サンダー・ライガーvsビリーケン・キッドですね。ライガーさんの懐の深さ、パワー、技の破壊力全てが衝撃でした!」と明かした。戦いは「コテンパンにやられましたが『やっぱり凄い!』という気持ちと自分を出し切れた充実感、試合前の凄まじいプレッシャーから解放されてホッとしたのを覚えてます」と記憶をたどっていた。
その後もライガーとの交流があり「めちゃくちゃ元気で大きな声で、ご挨拶を返して頂けるライガーさん。ある時、数年ぶりにお会いした際にご挨拶すると『うおーっ!お久しぶりっ子!おげんこ?』と言って頂き自分を覚えて頂いてる事の嬉しさと思わぬ返しにどう反応したらよいか分からず、戸惑う自分がいました。とにかく試合以外でも『常に元気で素晴らしい方』という印象です」とつづった。
先輩覆面レスラーの姿を見てきた。「試合はもちろん試合以外でも見習う部分が多くあり『ライガーさんのようになりたい』と思うようになりました。正直真似できない部分がほとんどですが選手として人間としての素晴らしい部分を見習って頑張ります!」と今後のレスラー人生にも大きな影響を与えてくれる人であったとつづった。最後に「夢と希望と元気をありがとうございました!」と感謝の言葉で締めた。
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