UFCでジャカレ・ソウザが新型コロナ陽性 UFCの頂点に届かない強豪の足跡
9日(日本時間10日)に米フロリダ州ジャクソンビルで無観客試合として開催されたUFC249でユライア・ホール(35=ジャマイカ)と対戦予定だったジャカレ・ソウザ(40=ブラジル)が、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たため、試合が消滅したことがUFCの公式サイトで発表された。
ジャカレは複数回の検査で1回陽性反応が出たもので、セコンドに付く予定だったコーナーマン2人も陽性反応が出たため、自主隔離することになった。UFCの医師団が3人を診察したところ、無症状だったという。
また、同大会に出場予定の選手で、他に陽性反応が出た選手はいないという。
日本ではホナウド・ジャカレイという呼び名でも知られるジャカレは、2000年代に入るとブラジリアン柔術やグラップリングで世界的に知られるようになった。柔術の世界大会やアブダビ・コンバットを制し、ホジャー・グレイシーとのライバルストーリーはよく知られている。
2003年にブラジルのジャングルファイトでデビュー。初戦こそジョルジ・パチーユ・マカコにKO負けしたが、その後は順調に白星を積み重ね、08年には日本のDREAMに参戦。ミドル級グランプリで決勝に進出したが、決勝でゲガール・ムサシにKO負け、準優勝に終わった。
翌09年、米ストライクフォースに転戦。11年にはティム・ケネディを破ってストライクフォース世界ミドル級王者となったが、ルーク・ロックフォールドに敗れて初防衛に失敗した。
13年に団体がUFCに統合され、UFCに参戦。ミドル級のランキング上位に長く名を連ねていたが、タイトル挑戦のチャンスには恵まれなかった。昨年11月にはライトヘビー級に階級を上げたが、ヤン・ブラホビッチに判定負け。今大会でミドル級に復帰するはずだった。
もともと持ち合わせていたグラップリングの強さに加えて打撃も向上したことで、これまで元UFCミドル級王者のクリス・ワイドマン、同ライトヘビー級王者のヴィトー・ベウフォートをはじめ、ゲガール・ムサシ、岡見勇信といった強豪を撃破してきた。
ワニ(ジャカレ)のような態勢で入場し、リングをのし歩くパフォーマンスでも人気を博している。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみる井上尚弥5・4ラスベガス4年ぶり再上陸、ファイトマネーは「過去最高」大橋秀行会長も脱帽「どんどん上がる」大トリでメイン「昔じゃ考えられない」
井上尚弥、5・4対戦カルデナスに警戒「意外と気を抜けない」来春の中谷潤人との夢対決まで3戦内定も危機感「負けたら計画は終わる」
井上尚弥「KOでも判定でも魅せたい」5・4次戦で4年ぶりラスベガス再上陸を改めて正式発表「日本でのパフォーマンスを力まずにやる」
井上尚弥、4年ぶりラスベガス再上陸の次戦5・4カルデナス戦 PrimeVideoが独占ライブ配信
“退団危機”報道の内藤哲也「そこは触れちゃいけない」高橋ヒロムは混乱「内藤さんはフリー?」4・5IWGPタッグ防衛戦
あの棚橋弘至が弱音?「初めて疲れを見せたかも…」田口隆祐に何度もロープ走らされダウン 5日対戦・海野翔太には忠告「エースは甘くないぞ」
恐怖で女児泣き声も デスペラードが血染めの30分超壮絶デスマッチ制しV4「大丈夫か?ごめんな」「おっかねえのも全部プロレス」
「ふざけんなと思ったわけですよ」朝倉海が堀口恭司のUFC復帰に心中吐露「UFCは俺が王者になれないと」同級に日本人4人の状況に「負けられない」