角海老宝石アマエリート3人がB級合格 日大主将・飯村、目標は「世界チャンピオン」
ボクシングのアマチュアエリート3選手が12日、都内の角海老宝石ジムでB級プロテストを受験し、合格した。3人とも同ジムに所属し、デビュー戦は未定。
飯村樹輝弥(いいむら・じゅきや=22)は東京都江戸川区出身。名門の日大で主将を務め、アマチュア戦績は18年国体フライ級準優勝など、68勝13敗。身長164センチの右ボクサーファイターで主戦場はフライ級。合格した心境を「小5でボクシングを始めて、プロでやっていくという気持ちで大学までやって、やっとここまでこれました」と語り、「生意気ですが、強い先輩たちに追いついて、追い越して、小さい頃からの夢である世界チャンピオンに必ずなります」と目を輝かせた。また、名前の樹輝弥は元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の長男寿希也さんと読みが同じだが、「親に聞きましたが、特に接点はないです」と苦笑した。
池側純(いけがわ・じゅん=22)は大阪府出身。大商大で主将を務め、18年と19年の国体バンタム級3位などアマチュア戦績は51勝15敗。身長172センチの左ボクサーファイターで主戦場はバンタム級。「ここからスタートなので、1戦1戦やっていって、最終的には世界チャンピオン目指して頑張っていきます」と目標を掲げた。WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)は大学の先輩で、実家も車で約10分の近所にある。京口が所属するワタナベジムからも誘いを受けたが、角海老宝石ジム入りを決めたときには「頑張れよ」とエールをもらったという。
今優吾(こん・ゆうご=20)は青森県弘前市出身。弘前東高で16年国体少年男子フライ級8強に進出するなど、アマチュア戦績は23勝11敗。身長176センチで主戦場はバンタム級。「プロ1本で頑張って、日本チャンピオンから世界を狙っていきたい。じぶんの階級では身長は大きい方だと思うので、スピードとパワーは勝っていると思う。それを武器に頑張っていきたい」と意気込みを示した。