42歳五味隆典が壮絶打ち合い 判定で皇治を下すも「大晦日、判定ダメだよ!」

皇治に右フックを放つ五味隆典=さいたまスーパーアリーナ(撮影・金田祐二)
五味隆典に促されあいさつする皇治=さいたまスーパーアリーナ(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 初代PRIDEライト級王者の五味隆典(42)=イーストリンカンラスカルジム=がISKA K-1ルール世界ライト級王者の皇治(31)とキック禁止のスタンディングバウト特別ルールで対戦。判定2-0で、五味が勝った。

 リング上でマイクを持った五味は「大晦日判定ダメだよ!」とPRIDE時代の自身のセリフを叫ぶ。さらにマイクを客席に向けてブーイングを誘った。

 開始直後から足を使って回り込む皇治に対して、五味は中央から追い詰めて、パンチを繰り出す展開。第2ラウンドは一転して足を止めて激しく打ち合う戦いとなった。第3ラウンドも壮絶な打撃戦。五味の重いパンチに対し皇治は回転の速いパンチで対抗。両者最後まで倒れることなく、戦い続けた。

 皇治に対して「皇治君、お前いいもの持ってるよ。準備期間が3週間しかなく、最後根性の打ち合いに応えられなかった」と評価し、マイクを手渡す。皇治は「生意気で申し訳なかったです。五味選手。心から尊敬しています。負けてマイク持つことほど情けないことはないんで」と頭を下げた。

 因縁の一戦だった。21日に行われた会見では皇治が五味に対し「昔は“火の玉ボーイ”だったかもしれないけど、今は“金玉ボーイ”。“ボーイ”というのもおかしいんで“金玉おじさん”」などと挑発。五味は不快感を示していた。

 皇治は「五味選手ありがとうございます。どえらかったです。俺もビッグな金玉を持つ男になってみたいです。きょうはすいませんでした」と笑いを誘う。苦笑いの五味は「気合入っている選手が増えていてうれしいです」と話していた。

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