RIZIN・山本聖悟“恩人”朝倉未来に恩返し星ならず…飛び膝蹴り撃墜されKO負け
「総合格闘技・RIZIN」(21日、日本ガイシホール)
MMAルール57キロ契約5分3回戦で国ROAD FCが主戦場でRIZIN初出場の山本聖悟(25)=フリー=は村元友太郎(26)=ALIVE=に1回KOで敗れた。
序盤から村本がカーフキック気味の右のローを2度、3度と繰り出すも両者が出方を伺う展開が続く中、山本は飛び膝蹴りから突破口を見いだそうとしたが、2発目の飛び膝蹴りにアゴへの右ストレートを合わされて空中からたたき落とされ、即座に拳を振り下ろされたところでレフェリーがストップした。
山本にとって今をときめく朝倉未来(トライフォース赤坂)は恩人と言える存在。9歳から空手を始めたものの、中学3年で暴走族に入り、少年院にも入るなど荒れた生活を送っていたが、15歳の頃に出場した地下格闘技大会で出会った未来から「また頑張ろうよ。オレたちまだ若いんだから」とのメッセージをもらったことで格闘技の道を歩むようになった。
この日、その恩人が活躍するあこがれの舞台に立つことがかなったが、恩返しの白星を挙げることはできなかった。