全日本・アキラ感激!欧州初の世界ジュニア奪取「日本に来て2年、信じられない」
「プロレス・全日本」(26日、大田区総合体育館)
世界ジュニアヘビー級選手権試合が行われ、イタリア出身の挑戦者フランシスコ・アキラが王者の岩本煌史を破り、欧州出身者で初めて同王座を獲得した。
ジュニアヘビー級選手のトーナメント「ジュニア・バトル・オブ・グローリー」を制して初挑戦にこぎ着けたアキラ。同王座を4度戴冠した実力者の岩本の厳しい攻めに圧倒されたがノータッチトペコンヒーロなどで反撃する。終盤には雪崩式ブレーンバスター、リバースゴリースペシャルボムなどの猛攻を耐え抜く粘りを発揮。最後は岩本得意の払い腰、孤高の芸術を飛びついて食い止め、スプリングボード式・コークスクリュー・オスカッターのYutakaで3カウントを奪った。
19年2月に初来日し、現在は全日本の道場に住む21歳はジュニアの頂点に立ち、リング上で歓喜。そこにSUGIが現れて挑戦を要求し、アキラは握手を交わして挑戦を受諾した。
インタビューでのアキラは「岩本さんは強敵だった。私は殺されそうになった」と激闘を振り返り、喜びの涙をこらえながら「私は新しい世界ジュニアヘビー級王者になった。欧州人で初めて成し遂げた。あなた方は私の名前を歴史に記さなければならない。日本に来て2年、自分を信じてハードワークをしてきた。信じられない」とアピール。最後は、アキラと名付けた親日家の母らイタリアにいる家族の名前を挙げて、「ボクはやったよ。チャンピオンだ」とメッセージを送った。