村田に本田会長「最高の姿見せてくれた」今後について「またやるとは言わないと思う」
「ボクシング・WBA・IBF世界ミドル級王座統一戦」(9日、さいたまスーパーアリーナ)
帝拳ジムの本田明彦会長が「最高の姿を見せてくれた」と村田にねぎらいの言葉を送った。「(陣営の)戦法も相手(ゴロフキン)の研究も想像通りだった。でもゴロフキンはやっぱり頑丈だった」と王者をたたえた。
「村田のガードは世界一。だからあそこまでもった。(村田に対する世間)一般の評価が低すぎる。不格好で洗練されてないが、本当に精神力と体の力とパンチだけは一流。そこで勝負できればと思ったが、技術の差があった」。
今後については「お互い最後のつもりできたわけだから。まさか村田もまたやるとは言わないと思う。本人も勝っても負けても最後と思ってやったと思う。俺もそうだし、村田もそうだと思う」と語り、「2年半、村田も大変だった。今日のリングでどういう姿を見せるか不安の方が大きかったが、最高の姿を見せてくれた」と充実感をにじませた。