RIZIN・伊澤が“絶対女王”浜崎に連勝で新王者!「世界一になれるよう頑張る」
「RIZIN.35」(17日、武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ)
RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチは挑戦者の伊澤星花(24)=フリー=が王者の浜崎朱加(40)=AACC=に3-0の判定で勝利し、新王者となった。
21年大みそかにノンタイトル戦で浜崎に完勝し“超新星”と呼ばれる伊澤が王座をかけて臨んだダイレクトリマッチ。初回、伊澤は浜崎のパンチの打ち終わりにタックルを決め、ロープへ押し込んでテークダウン。上に乗って側頭部へ膝蹴りをたたき込むが、浜崎にうまく体を入れ替えられてしまう。だが、伊澤は下からパンチを連発するなどして攻撃。伊澤は右ストレートからのタックルでロープへ押し込み、この回を終えた。
2回、伊澤はまたもパンチを放ちながら飛び込んでタックルし、テークダウン。上に乗って頭部へ膝蹴りなどをたたき込むなど攻撃を加え、一度はチョークを決めたかに見えたが脱出される。その後も攻撃の手を緩めず攻め続けたが、終盤、立ち上がった浜崎に上からの踏みつけなどの反撃を許した。
そして3回。開始早々に浜崎にテークダウンされ、腕関節を狙われたが、伊澤は激しく抵抗。浜崎に腕十字固めで捕らえられたかに見えたが脱出し、上に乗って逆襲に転じた。しかし、またも浜崎に体を入れ替えられて試合終了。一進一退の大熱戦は伊澤に軍配が上がった。
日本女子スーパーアトム級の絶対女王だった浜崎に連勝して世代交代を印象づけた伊澤はリング上で喜びの涙が止まらず。各方面への感謝の言葉を述べると、「応援してくれてるのに途中で気持ちが折れちゃったりして、甘いところばかりなんですけど」と反省の言葉を述べながら、「RIZINチャンピオンになって、これからしっかりと世界一になれるよう頑張っていきます」と決意。そして、榊原信行CEOへ「RIZINに一番強いと事を証明できるように女子スーパーアトム級トーナメントをやって下さい。絶対そこで強さを証明します」とお願いした。