史上初の都電プロレスに小池都知事が参戦! 鈴木みのるをチョップで制裁
「プロレス・DDT」(29日、都電荒川線)
史上初の都電プロレスが開催され、鈴木みのるがリベンジに燃える高木三四郎を返り討ちにした。獣神サンダー・ライガー、小池百合子東京都知事、ファンキー加藤らセレブもサプライズ参戦した。
DDTではこれまで銚子鉄道、千葉都市モノレール、小湊鉄道で列車プロレスを実施し、昨年9月18日には世界初の新幹線プロレスを敢行。この日は都電荒川線の荒川車庫前~三ノ輪橋間の往復区間で、鈴木と高木がエニウェアフォールマッチを行った。
7・21両国国技館大会をもって無期限休養に入る高木は路上プロレス、新幹線プロレスを含めて鈴木にシングルで3連敗を喫しており、休養前のリベンジを目指す。
試合前、荒川車庫前駅の思い出広場でセレモニーが行われ、高木、鈴木、プロレスラーでもある川松真一朗都議に続き小池氏がサプライズ登壇。「今日はプロレスにはいいお天気。熱い戦いを期待しています」と激励し、「都電プロレス、スタート!」のオープニングコールも行った。小池氏は“公務”で都電の視察に来た模様で、電車にも乗り込んだ。
試合はレスリングの攻防から高木がチョップ、鈴木がエルボーを打ち合い、高木が羽交い締めにした鈴木に小池氏が百合子チョップをブチ込むと、小台駅で下車した。宮ノ前駅でアイアンマンヘビーメタル級王者ウナギ・サヤカが乗車すると高木と共闘し、熊野前駅では佐藤光留が乗車して鈴木に加勢する。東尾久三丁目駅で乗車した立花誠吾は鈴木側、川松都議は高木側に加勢していたが、いつの間にか鈴木対5人の局面になった。
町屋二丁目駅では元警察官の植木嵩行が乗り、拳銃(もちろん本物ではない)を持ち出すと、鈴木が奪って「撃つぞ!」と威嚇し、多くの選手は荒川七丁目駅でそそくさと下車。鈴木はタオルでウナギを絞め上げてギブアップを奪い、アイアンマン・ヘビーメタル王座がタオルに移動する。荒川二丁目駅では芸人のスギちゃんが乗車し、「サンミュージックでは俺が先輩だ」と鈴木を挑発。タオルからアイアンマン王座を奪ったが、タオルが即奪還した。
折り返しの三ノ輪橋駅ではDDTのMAOと正田壮史が乗り込んできたが、発車前に高木と鈴木が排除。荒川一中前駅では加藤が乗車してベストアルバム「My BEST」(7月24日発売)から「VOYAGE」を熱唱した。荒川二丁目駅ではウナギ、佐藤、植木、川松都議、立花が再び乗車し、加藤は歌いながら立花にジャンピングニー、鈴木にはエルボーをブチ込んだ。
町屋二丁目駅で高木、鈴木、加藤以外が降車し、東尾久三丁目駅では里村芽衣子が乗車して加藤と歌対決。加藤はタオルからフォールを奪うと宮ノ前駅でアイアンマンベルトを持って逃走し、里村も下車した。
ようやく高木-鈴木の一騎打ちに戻ったが、小台駅でライガーが乗車して鈴木と口論になり、掌底で一撃。すかさず高木がラリアットで追撃しようとしたが、かわした鈴木はゴッチ式パイルドライバーからの体固めで3カウントを奪い、55分7秒に及んだ史上初の戦いに終止符を打った。
試合後、思い出広場に戻ると、高木は休養前の引退を宣言し、10カウントゴングが鳴らされたが、途中で「ウソじゃ!」と前言撤回し、スタナーを発射。怒った鈴木が高木を追いかけて、歴史的な一戦は幕となった。
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