亀田和毅がリベンジ成功 ドラミニに2-1判定勝ち 5回にダウンを奪う「次は世界戦なんで必ず3階級制覇します」
「ボクシング・IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦」(24日、大和アリーナ)
3位の亀田和毅(TMK)が2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)に2-1で判定勝ちした。2者が116-111、114-113で亀田を、1者が114-113でドラミニを支持。和毅は1-2の判定で敗れた昨年10月以来の再戦で雪辱を果たした。
1回から積極的に前に出て鋭いワンツーや左右のボディーを放った和毅。5回は猛ラッシュで追い詰めてぐらつかせ、1分過ぎにダウンを奪った。
和毅は「判定は考えてなかった。1回から前に出て殴る。それだけだった。一度も下がる場面はなかった」と振り返り、「世界戦の切符はもらえた。次は世界戦なんで必ず3階級制覇します」と話した。
和毅は昨年10月にドラミニに判定負け。今年3月に再戦予定だったが、ドラミニ側の都合で流れ、和毅は1階級下のケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)に5回TKO勝ちしてこの日を迎えた。
「今回12ラウンドは考えていなかった。1ラウンドから(攻めて)いってスタミナが切れた。何も考えていなかった」と最後は余力がなかったという。「その意味で、課題というか1ラウンドからいけたのは良かった。ドラちゃんも世界2位で、弱い選手じゃないから、その後のしのぎ、テクニックはうまかった。次、世界戦は12ラウンドを通しても考えないといかん。日本でも、こういう判定したらKOしか狙われへん」と次戦を見据えた。
この日のセコンドにはトレーナーの父・史郎氏がつき、大声で指示を出し続けた。
IBFの同級は10日に行われた世界タイトルマッチで挑戦者アンジェロ・レオ(米国)が王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に10回KO勝ちして王座が交代した。