クリスマスソングなどクソくらえ!聖夜に敢えて聞く俺たちのプロレス入場曲
ヒマでモテない独身男性の諸君、またこの季節がやってきたな。イルミで彩られた街にクリスマスソングが氾濫する忌々しい季節が!浮かれたリア充どもに背を向け、燃える曲を聴いて己の世界に入り込もうぜ!(敬称略)
公開日:2018.12.23
編集Wがこよなく愛したジャンボ鶴田。80年代後半からの快進撃は「怪物」「完全無欠のエース」として、全日のみならず新日ファンにも認められた日本人最強レスラーだ。前奏がかかった瞬間、脳内で「つーるーたっ!オー!」のヘビーローテ-ションが始まる。一度でいいから武道館の三冠戦で叫んでみたかった。00年の急逝後、お別れの会でも流れたピアノバージョンを前奏にした動画は涙なくして見られない。男なら前のめりになって聴け!
【UWFメインテーマ】全U信者が涙した田村潔司の覚悟を感じろ!
00年2月のリングスKINGOFKINGSトーナメント準々決勝ヘンゾ・グレイシー戦で自分の入場曲ではなく、この曲で登場した田村。「Uの遺伝子を継ぐ者」としての覚悟を込めた選曲に、イントロが流れた瞬間、会場が大爆発した。U系はあまり詳しくない編集Wですら胸がアツくなるのだから、バックボーンを知っている当時のファンの感動は想像を絶するものだろう。
【超闘王のテーマ:北尾光司】曲はカッコいい!シングルCDを買ったことを後悔してないぞ!
87年に電撃廃業した元横綱・双羽黒が、90年2月10日・東京ドームでのプロレスデビュー時から使った曲。作者は好角家デーモン閣下。本名でデビューした北尾だが、「サンダーストーム北尾」というリングネームにしたかったらしく、曲中の「BreakdownThunderStorm…」というコーラスに名残がみられる。天龍の入場曲とダダ被りの曲名にならなくて良かった。
曲自体は高らかに鳴る管楽器やギターのひずみ具合など、かなりかっこいい仕上がり。巧者ビガロのおかげでなんとか成立した試合内容とは大違いだ。後半に入っているゴジラの鳴き声は、確かデーモン閣下が東宝公認のゴジラ鳴きまね王という縁で実現したと当時のラジオで語っていた記憶がある。
作曲はデーモン閣下!聖飢魔Ⅱの経典(アルバム)には歌詞付きバージョンが!
ちなみにこの曲、同年9月に発布(発売)された聖飢魔Ⅱの第7経典(7枚目のアルバム)に「THUNDERSTORM」という曲名で歌詞入りで収録されており、「立つ波蹴散らして」など、横綱・双羽黒の廃業経緯などを知っていればニヤりとできるネタが散りばめられている。7曲目の「嵐の予感」から8曲目のこの曲という流れが秀逸なので是非聴いてみてほしい。