引退直前にデイリー連載で振り返る 長州力のアレトーーク!【前編】

6・26後楽園で引退する革命戦士・長州力。2011年4月から7月までデイリー紙上で連載していたコラム「ハイスパート人生 長州力なう」から抜粋して、様々なアレに対して語った長州のホンネをお届けしたい。

公開日:2019.6.24

【第11回(11年5月11日)より抜粋】 警官隊に「とにかくお前も裏庭に出ろ」って指示されたので、僕も裏庭に行ったんですよ。
 すると、高いフェンスの向こうから僕に向かって声がしてきました。「吉田く~ん!」って。さらには、カメラをフェンス越しに投げてきたんですよ、この僕に。報道陣はこっち側に入れなかったですからね。
 「吉田くん、どうでもいいから、このカメラで現場の写真撮ってよ。フェンスに登って撮ってくれ」って僕に頼んでくるんですよ。僕は“臨時カメラマン”に指名されていたというわけなのです。
 でもね、そのフェンスが結構、高いんですよ。とにかく高かった。危ないしね。あの時は参ったなぁ。それで、結局、写真は撮ったのかって?撮らないですよ!!

カラオケで1曲だけ歌うのは桑田佳佑のアレ

長州がカラオケで唯一歌うという桑田佳佑

【第15&16回(11年5月17、18日)より抜粋】 僕自身は、めっちゃめちゃ、歌うのが苦手でね。カラオケができないんですよ。たまにカラオケのお店に行って、周りから「長州さん、歌って、歌って」って言われるんだけど、ほとんど僕、歌わないです。ただ、気分がいい時に1曲だけ、カラオケで歌うのが、桑田佳祐の曲なんですよ。僕が1曲だけ歌う曲…。
 それは、意外と知られてないかもしれないけど、『月』っていう曲なんです。なんか、こう、詞がね、いいんですよ。僕も若いころは『いとしのエリー』とかね、ガラにもなく歌ってたんだけど、今は『月』だけを歌ってますよ。

リングネームのアレ 最初は嫌だった…

【第47回(11年6月30日)より抜粋】 山口県出身ということで僕の人生に大きな影響を及ぼしたのは「長州力」というリングネームでした。地名の“長州”に、力道山の“力(リキ)”を付けて。新日本プロレスが一般公募で選んだってことになってますけど、実際はそんなアレではないと思いますよ。この名前に決まった時、僕は「勘弁してくれ!」って思いましたね(笑)。「終わった…」って。最初のうちはコレが嫌だったんですよ。

入場曲のアレ 引退試合でも響く大音量の「パワーホール」

花道を歩く時に欠かせない入場曲が「パワーホール」。この曲一筋、もう「長州」とは切っても切れない関係ですよ

【第47回(11年6月30日)より抜粋】 僕の入場曲で「パワーホール」ってありますけど、こちらも20年以上になるのかな。若い選手はしょっちゅう曲を変えてますけど、僕は最初から今まで、コレ一筋ですよ。ずっと一緒です。こだわらなかったですね。作曲した人のこととか、僕はあまり詳しいことは知らないんですけど、テンポのいい曲だなと思ってますよ。

 後編はいよいよプロレス界の盟友らについてのアレをお送りします。

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