将棋の藤井聡太二冠（王位、棋聖＝１９）が豊島将之叡王（竜王との二冠＝３１）に挑戦する第６期叡王戦五番勝負第３局が９日、愛知県名古屋市「か茂免」で指され、１２１手で藤井二冠が勝利した。
　勝負メシには「名物ぽんきし」をチョイス。ぽんきしはすっぽんスープによるきしめんのこと。「すっぽんは初めて食べた気がするんですけど、おいしくいただきました」と昼間からエネルギーを猛チャージして、天敵から勝利をつかんだ。

　挑戦者の藤井聡太二冠（王位、棋聖＝１９）が豊島将之叡王（竜王との二冠＝３１）に９５手で勝利した。同じく豊島叡王と戦っている王位戦では完敗発進から２連勝。叡王戦でも幸先良く白星発進を決め、“天敵”豊島叡王に３連勝を決めた。
　本棋戦は今期から菓子メーカー・不二家が主催。午前と午後のおやつには不二家の商品が出された。藤井二冠は「対局中だと糖分がほしくなるので、おいしくいただきました」。天敵撃破の思考力を支えた。

　将棋の藤井聡太棋聖（王位との二冠＝１８）が渡辺明名人（棋王、王将との三冠＝３７）の挑戦を受ける第９２期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第３局が３日、静岡県沼津市「沼津御用邸東附属邸第１学問所」で指され、藤井棋聖が１００手で勝利した。３連勝でタイトル初防衛を決め、史上最年少となる１８歳１１カ月で、タイトル初防衛と九段昇段を達成した。　
　勝負メシはともに沼津御用邸記念公園内の洋食店「大正ロマン食堂娯洋亭」から、藤井棋聖が「富士山キーマカリー」、渡辺名人が「オムライス」と、がっつりメニューを選んだ。