千葉市長選、現職新人3氏争い 16日投開票へ論戦開始
任期満了に伴う千葉市長選が2日告示された。無所属新人の元千葉県議寺尾賢氏(48)=共産推薦、政治団体「つばさの党」幹部の新人杉田勇人氏(40)、再選を期す無所属現職神谷俊一氏(51)の計3人が立候補した。県知事選と同じ16日投開票。1期4年の市政運営への評価を主な争点に、論戦が始まった。
神谷氏は自民、立憲民主、日本維新の会、国民民主、公明5党の地方組織の支援を受ける。市中心部の公園で行われた出陣式に臨み「子育てと仕事が両立できる町を目指す」と主張。1期目に注力した企業誘致や子ども施策を一層進めるとした。
寺尾氏は千葉駅前で「市民の暮らしに寄り添った市政への転換が必要だ」と強調。市立学校の給食費無償化や高齢者へのバス運賃補助などに取り組む考えを示した。
杉田氏は県警本部前で、動物の殺処分ゼロを実現したいと訴えた。