米、政府機関一部閉鎖を回避 つなぎ予算案が議会通過
【ワシントン共同】米上院は14日、2025会計年度(24年10月~25年9月)末までの連邦政府の支出を賄う共和党策定のつなぎ予算案を賛成54、反対46の賛成多数で可決した。予算案が議会を通過し、14日中が期限の現行つなぎ予算の失効で政府機関が一部閉鎖となる事態は回避された。
支持を表明しているトランプ大統領が署名する。共和党によると、新たな予算案は国防費を前年度から増額する一方、国防費以外の支出を削減し、不法移民の強制送還を支援する資金も盛り込んだ。
上院で議事妨害を阻止し法案採決に持ち込むには、投票で60票が必要で、53議席の共和党が民主党系の賛同を得られるかどうかが注目された。