まるで日馬!稀勢、中3男子に一目ぼれ
大関稀勢の里(29)=田子ノ浦=が一目ぼれの逸材が現れた。相撲の普及とスカウトを兼ねて2日、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)、高安(25)とともに鹿児島県徳之島町へ。目の前に現れたのは、中学3年生で189センチ、125キロと、すでに横綱日馬富士に近い体格の持ち主で、8月の全国中学生相撲選手権で2位になった徳田龍大郎君(15)だった。
将来は入門を夢見ている徳田君が通う、徳之島相撲クラブで稽古を見学した稀勢の里は、その素質にほれぼれ。「早く俺を倒して引導を渡すくらいの意気込みで来てほしい。大事に育てる逸材だと思う。まだ伸びしろがある体形。出来上がっていないのがいい。俺も教えられるし」と“後継者”に指名した。
今回は相撲クラブの監督と師匠が知り合いだった関係で同行した。秋場所で惜しくも逃した初優勝へ自身も力をもらったようだ。