阪神のランディ・メッセンジャー投手（３６）が１６日、休日返上で全体練習に参加した。ファイナルＳ進出の場合は中４日で１９日の第２戦に先発することが濃厚な右腕。「とにかく明日、その瞬間、瞬間に集中したい」と全力でチームの勝利を祈る。

　「グッモーニン！！」。大黒柱はそう元気よくあいさつしながら室内練習場にやってきた。先発陣の調整では本来、登板２日後は休養日に充てられる。それでもキャッチボール、ランニングなど通常メニューをこなしたところに、助っ人右腕の並々ならぬ意欲が伝わってくる。

　「もう長いこと休んでいないね。でも状態はグッド。シーズンが終わればいっぱい休めるから」と笑ってコメントしたメッセンジャー。そして「２位になるためにやっているわけじゃない。チャンピオンになるためにやっているわけだから」と力を込める。

　１７日の第３戦に引き分け以上でファイナルＳ進出が決まる。連覇を果たした王者・広島との戦いになれば、中４日で第２戦に先発することが有力だ。

　「いつも言っているように、投げろと言われればどこでもやる」と自信をみなぎらせた助っ人右腕。第１戦で見せた快投を、敵地・マツダスタジアムでも－。そのために１７日はただ、チームの勝利を願う。