阪神、二回に一挙5失点 青柳が連続四球から崩れる

2回、中日・平田良介に適時打を打たれ、わき上がる中日ベンチを背に肩を落とす阪神・青柳晃洋=ナゴヤドーム(撮影・高部洋祐)
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 「中日-阪神」(29日、ナゴヤドーム)

 シーズン再開の“開幕投手”を任された、阪神の青柳晃洋投手が四球から連打を浴びた。

 初回こそ三者凡退に抑える危なげない立ち上がりを見せたが、暗雲立ちこめたのは二回だった。先頭のビシエドを見逃し三振に斬って取るが、続く高橋、井領に連続の四球。1死一、二塁とピンチを招くと、ここから中日打線が牙を向いた。

 阿部に右前へと運ばれ満塁にされると、8番・加藤には右翼線を破る2点適時二塁打を浴びた。先制点を許すと、相手先発・大野にも不運な形で内野安打を許し、またしても満塁で上位打線へと回った。その後1番・平田、3番・大島に適時打を浴びるなど、この回一挙5失点。3本の適時打を許し、この回だけで44球もの球数を要した。

 青柳は4月29日の中日戦でプロ初の完投を完封勝利で飾っていた。前日の最終調整では、「僕が5点取られても、野手が6点取れば勝ち試合。勝った結果がいい流れになる」とチームの勝利だけを願っていた。打線の援護、そして逆転勝利するためにも、もう1点も与えるわけにはいかない。

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