西、相性抜群DeNAぶった斬る 前半戦ラストスパート9連戦先陣
阪神の西勇輝投手(28)が1日、先発する2日のDeNA戦に向け、横浜スタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやノックなどで調整した。球宴前、ラストスパートとなる9連戦の先陣を託された右腕。同率3位で並ぶDeNAとの対決を制し、チームの連敗ストップ、前半戦の個人目標である100イニング到達を狙う。
蒸し暑い横浜スタジアムのグラウンドで、軽快に動いた。ノック後、マウンドに残り4球を投じた西。勝負どころとなるDeNAとの“3位対決”登板へ向け、入念に感触を確かめた。2日からはDeNA、広島、巨人と上位を争うチームとの9連戦。西がその先陣を切る。
チームは6月23日の西武戦から3連敗中。5月2日以来の借金生活を送ることとなった。そんな時こそ、一丸となって戦う結束力の必要性を西は説いた。
「全員で戦えばいい。“あと1本が”とか言われてますけど。みんなが束になったら絶対に打てる。苦しい状況で1人だけがというのではなくて、みんなでというのを強調したほうがいい」
ここまで13試合に登板して3勝6敗。5月24日の同戦で白星を挙げて以降、勝利から遠ざかっているが試合は作ってきた。イニング登板数はリーグ5位の91回1/3。「そこ(球宴)までに100イニングいけたらいいと思っていた。必ずクリアしたい。イニングもそうですけど、チームに勝ちが転んでくるようにするだけ」。勝利に加え、前半戦の個人目標到達も誓う。
3位を争うDeNAに対し、西はオリックス在籍時を含めて8戦5勝負けなしと相性抜群。連敗阻止、そして借金返済へ。西が流れを呼び込む。
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