糸原 でかした同点打!打率・316鯉キラーが逆襲の一撃
「広島1-4阪神」(3日、マツダスタジアム)
接戦を勝ち取った試合後、主将はホッと一息ついた。先発投手がきっちりと試合を作り、ルーキーが決勝打を放った一戦。ヒーローは譲ったが阪神の糸原の同点打がなければ、行方は分からなかった。「食らい付いて」放った“執念打”が、勝利には欠かせなかった。
「初回から嫌な流れだったので、あそこで追い付くことができてよかったです」。二回だ。初回、菊池涼の左越えソロで先制され、直後の攻撃。相手のミスから1死一、二塁を作った。ここで打席に糸原。言葉通りにファウルで粘り、カウント2-2からの7球目だ。内寄りのチェンジアップをフルスイング。鋭い打球が一、二塁間を抜けた。
3試合ぶり安打、4試合ぶりの打点は、冷静な分析が生んだ一打でもある。「一、二塁間が結構あいていたので。守備位置を見ながら、引っ張れる球があったら、引っ張ろうと思っていました」。プロ3年目、経験で成せる技を武器に、チームに流れを引き戻した。価値ある同点打となった。
2試合続けて「7番・遊撃」で出場。本職の二塁から場所を移し、時に三塁を守る。打順も2、7番と流動的。チームの窮状でこそ、対応できる姿が頼もしい。広島戦打率・316はリーグ5球団でトップの数字。困った時、苦しい時に輝く主将の存在が、勝負どころの8月戦線に欠かせない。
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