阪神・大山 三塁死守の誓い マルテ三塁転向も「1イニング、1球でも譲りたくない」
阪神の大山悠輔内野手(25)が17日、三塁死守を誓った。今季は4番候補の新外国人・ボーアが加入し、マルテが三塁へ転向する。春季キャンプでは走攻守に加え、姿勢や私生活も合わせた猛アピールを宣言。初のフルイニング出場を目指す。
3年目の昨季は開幕4番を務め、初の全試合出場を果たした。だが、今季の立場は確約されているわけではない。ライバルも強敵となる。決意が言葉となって表れた。
「『外国人じゃなくて大山を使う』と思ってもらえるようにしないと、生き残ってもいけないと思う。危機感もあるし、外国人で一塁を争ってもらえるように、三塁は守り抜けるようにやりたい」
現在は能見、梅野らと沖縄合同自主トレ中。「守備、バッティング、走塁、姿勢、私生活から、全てにおいてアピールできるように準備していきたい」。プロ16年目を迎える能見らの練習や生活を参考に、キャンプへ向けて貪欲に全体の底上げを図っている。
昨季は全試合に出場して打率・258、14本塁打、76打点。本塁打と打点は自己最高成績だったが、「成績的には物足りない。技術の弱さを感じた」と振り返る。自らを奮い立たせるように、意気込みを口にした。
「今年はフルイニングっていう目標がある。1イニング、1球でも他の人にポジションを譲りたくないという気持ちが強い」。もう一度、「4番・三塁」の座をつかむため、2月1日からエンジン全開で競争に挑む。
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