阪神ドラ1佐藤、背番号は福留つけた「8」 「球界を代表する選手に」と決意
阪神からドラフト1位指名された佐藤輝明内野手(21)=近大=が12日、大阪府大阪市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円の最高額で仮契約した(金額は推定)。背番号は「8」に決まった。
「(背番号)8番という提示を受けました。これからプロでやるんだなという実感も少し、改めて湧いてきました」
今季まで阪神に在籍した福留が付けた背番号だ。日米通算2000安打を達成したレジェンドの番号に決まり「福留選手という、球界を代表する選手が付けてきた。そのような選手が付けていたので、(自分も)頑張りたい。息の長い選手になりたい」と決意した。
関西学生野球リーグ新記録の通算14本塁打をマークしたスラッガーだ。金びょうぶの壇上で渡辺スカウトからタイガースの帽子をかぶせてもらうと、表情が少し和らいだ。
担当の渡辺スカウトは「打席の中の雰囲気もあるし、バットもフルスイングできる。ピッチャーにとっては怖いバッターかな、と。体のケアは大学に入ってもしっかりやっている。自分の体にはお金をかけなさいと言いました」と話した。
契約金の使い道を問われると「特には何もないですけど、とりあえずは親とかに何か買ってあげられればな」と話し、目標としては「背番号8の福留選手のような球界を代表する選手になりたい」と改めて決意。タテジマを身にまとった佐藤の挑戦がいよいよ始まろうとしている。