阪神ドラ1佐藤輝30発打ちます!ルーキーイヤー球団初の金字塔打ち立てる

 阪神の新人選手入団発表会が7日、大阪市内のホテルで行われ、阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21)=近大=は、ルーキーイヤーでの30本塁打を宣言した。球団新人の30発となれば史上初。矢野燿大監督(52)からは大山との本塁打王争いを期待されており、豪快なアーチを描いて金字塔を打ち立てる。

 幼き日に憧れたタテジマのユニホームに身を包んだ佐藤輝の表情は晴れやかだった。「伝統のタテジマのユニホームを着られて、とてもうれしく思っています」。プロ野球選手として第一歩を踏み出した背番号8。ルーキーイヤーを見据え、壮大な目標をぶち上げた。

 「もちろん新人王を目指してやっていきます。ホームランであれば、30本くらいは打ちたいです」

 1年目から本塁打30発…。球団新人に限れば前人未到の偉業だ。ただ、関西学生野球リーグ新記録の14本塁打を放った実績を持つだけに期待感は高まる。

 矢野監督からは指名あいさつ時に「(大山との)ホームラン争いはみんなが期待するところ」との言葉を受けており、佐藤輝は「(将来的に)もちろんホームラン王というところを目指して頑張っていきたい」と指揮官の思いに応える覚悟だ。

 近大時代は阪神でプレーする先輩・糸井の走塁用手袋を試合で使用していた。「走攻守全てレベルの高い選手なので、何か一つ吸収できるように」と弟子入りを志願。首位打者や盗塁王などタイトルを獲得してきた糸井に「近づきたい」という思いで超人の背中を追う。

 内野手登録だが、矢野監督は外野での起用を明言しており、糸井は定位置を争うライバルになる。「ライバルというよりは、まずはいろいろ吸収して」と自然体で野球に取り組み、し烈な外野手争いを勝ち抜いていく構えだ。

 リーグ連覇を果たした巨人に立ち向かうためには、新戦力の力は必要不可欠。「やっぱり優勝するためには巨人を倒さないと優勝はないと思うので、巨人戦であったり、いいところで打てるようになりたい」。勝負どころで巨人相手に痛快なホームラン-。ファンをとりこにする一発を脳裏に描く。

 「将来的には阪神を代表するような、また日本を代表するような選手になりたいと思います。8と言えば佐藤と言ってもらえるような選手になります」。矢野監督を前に掲げた目標へ挑戦する物語が幕を開ける。

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