阪神が…J1神戸が…関西チームに元気なし

プロ野球の阪神とJ1神戸がともに開幕から苦しんでいます。阪神は13日時点でわずか1勝、J1神戸はシーズン未勝利。ここまでの戦いぶりを振り返ります。

公開日:2022.4.14

 「中日1-0阪神」(13日、バンテリンドーム)
 低迷阪神に、さらなる激震が走った。藤浪晋太郎投手(28)、伊藤将司投手(25)、江越大賀外野手(29)の3選手の新型コロナウイルス感染が判明。伊藤将に代わって緊急先発した小川一平投手(24)ら投手陣が奮投したが、打線がわずか3安打では勝てるはずもない。今季2度目のサヨナラ負けで1分けを挟んで5連敗。球団ワーストとなる開幕6カード連続勝ち越しなし。16試合消化時点で勝率・067はプロ野球史上ワーストだ。

阪神 貧打サヨナラ負け 矢野監督に史上最大の試練 プロ野球史上最低勝率・067

 試合前にはチームに激震が走った。この日先発予定だった伊藤将、藤浪、江越の新型コロナウイルス感染が判明。山本、馬場も濃厚接触者疑いで登録抹消され、急きょ代役先発に小川を立てた。鳴尾浜から尾仲、加治屋、石井を招集。臨戦態勢を整えたが、苦境のチームにとっては、まさに緊急事態だ。

阪神 貧打サヨナラ負け 矢野監督に史上最大の試練 プロ野球史上最低勝率・067

 ◆前代未聞の史上最低勝率 これまでのプロ野球史で勝率・067は前代未聞の最低勝率(・000を除く)。これまでは55年・トンボが14試合消化時点(1勝13敗)、79年・西武が16試合消化時点(1勝13敗2分け)で記録した・071だった。さらに付け加えると16試合消化時点の借金13もプロ野球史上ワースト。首位・巨人と10ゲーム差となり、16試合消化時点の首位とのゲーム差は球団史上最大。開幕6カード連続勝ち越しなしも球団ワーストとなってしまった。

阪神 貧打サヨナラ負け 矢野監督に史上最大の試練 プロ野球史上最低勝率・067

J1神戸は開幕で守備崩壊

J1神戸 ボロボロ守備崩壊 オウンゴールに一発レッド イニエスタ不在で攻撃陣も不発

 「明治安田生命J1、名古屋2-0神戸」(19日、豊田スタジアム)
 守備のミスが失点に絡み、自慢の攻撃も不発。「アジアNo.1」を掲げる神戸が開幕戦からつまずいた。

J1神戸 ボロボロ守備崩壊 オウンゴールに一発レッド イニエスタ不在で攻撃陣も不発

 「明治安田生命J1、名古屋2-0神戸」(19日、豊田スタジアム)
 
 フェルマーレンの退団で不安視されていた守備陣が乱れた。右から槙野、大崎、小林、酒井の4バックで臨むと、前半23分に大崎が自陣でボールを失い先制を許す。後半6分にはクロス対応した酒井が痛恨のオウンゴール。後半13分にはMF扇原が一発レッドで退場した。

J1神戸 ボロボロ守備崩壊 オウンゴールに一発レッド イニエスタ不在で攻撃陣も不発

開幕7戦未勝利で三浦監督解任

J1神戸が三浦監督解任 後任はリュイス氏ら候補 ACL本戦進出も開幕7戦未勝利で

 J1神戸は20日、三浦淳寛監督(47)との契約を解除したことを発表した。今季はリーグ戦4分け3敗の開幕7戦未勝利とクラブワーストを更新するなど成績不振による解任で、今季J1初の監督交代となった。

J1神戸が三浦監督解任 後任はリュイス氏ら候補 ACL本戦進出も開幕7戦未勝利で

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