コラソンビート
「阪神JF・G1」(10日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~C評価しました。週末の予想にお役立てください。
【コラソンビート B】
グッと寸が詰まったように映り、腹袋をコロンと見せる体形。実際の数字以上に力感があり、前走の京王杯2歳Sがデビュー戦からだと12キロの増。走りの質も一戦ごとにパワーアップを示している。
冬毛が目立ち始めてきたとはいえ、今回も非力さはなし。2歳のこの時期でまだまだキ甲(※1)は抜けておらず、完成は先。それでいて現状の走りはかなり濃いもので、内臓面が相当に優れているのであろう。順調に進められている。(馬サブロー美浦・石堂道生)
〈1週前追い切り診断〉横山武を背に美浦Wで5F67秒0-36秒8-11秒5(G強)。先に行かせた前2頭の後ろに構えていつでも抜け出せる手応え。ゴール前は促す程度でズバッと切れて先着を果たした。馬体もパンパンに膨らんでおり、出来の良さが際立つ。
(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。
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