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【POG】名前で話題!?の大物フェデラーの2戦目は12月上旬を予定(栗東発)

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 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 20日の京都新馬戦(ダート1200m)で大物が現れた。武豊Jが騎乗したフェデラー(牡、石橋)が逃げて2着に1秒8差をつけて押し切った。スタートダッシュ自体は普通だったが、そこからグングン加速して、3角で約4馬身、4角では約7馬身差をつけて直線へ。そこからさらに後続を突き放す圧巻の内容だった。師は「ケイコ通りの走りをしてくれました。強かったです」と文句なしの勝ちっぷりに笑顔を見せた。レース後は放牧へ。「ゲート試験合格後はそのまま在厩で調整してレースに臨んだので、ひと息入れたいと思います」とコメント。次走は12月8日の京都1勝クラス(ダート1200m)を予定している。

 20日の新潟未勝利戦(ダート1800m)はタガノマカシヤ(牡、中村)が2番手追走から直線で一気に突き放し、2着に3秒3差をつける圧勝劇を演じた。勝った当日にJBC2歳優駿(11月4日・門別、ダート1800m)へ登録。レース後の馬の状態を確認したうえで、出走にゴーサインを出した。師は「ダート変わりも良かったと思いますが、びっくりするくらい強かったですね」と目を丸くして振り返り、次走へ向けての意気込みを聞くと「あれだけ強い内容で勝ってくれましたし、改めて能力の高さを感じました。まだ子どもっぽいし、我が強いところもありますので、いろいろと経験を積みながら成長していければ。中1週で輸送距離もさらに長くなりますので、しっかり体調を整えて臨みたいと思います。門別の馬場は合いそうですし、重賞でどこまでやれるか楽しみです」と期待を寄せた。

 次走の注目新馬は吉岡厩舎の3頭。ファジーロップ(牝、父サートゥルナーリア、母ラビットラン)は鮫島駿Jで11月2日の京都芝1600m(牝馬限定)を予定。田嶋助手は「血統馬らしく乗り味はいいですね。おっとりした感じで、もう少し前進気勢が出てきてほしいですが、週末、当週と追って気合が乗ってくれば」と見通しを語った。

 ラヴァーズティフ(牝、父テオフィロ、母リージェンシーロマンス)は岩田望Jで11月3日の京都芝1800mを予定。「体を大きく使って走るので、大きなストライドで伸びがある、いいフットワークをします。バネを感じますし、素質は高そうです」と好感触。初陣Vを期待した。

 ドゥラリス(牝、父ドゥラメンテ、母クードメイトル)は石川Jで11月3日の東京芝1800mを予定。「長くいい脚を使うタイプ。大型馬でもあり、伸び伸びと走れる広いコースは合っていますし、楽しみです」と期待を寄せた。(馬サブロー栗東支局・塩手)

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