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瀧本美織、宮崎アニメで声優初挑戦

2013年6月7日

 ヒロインを演じた瀧本美織(左)と鈴木敏夫プロデューサー=東京・五反田

 ヒロインを演じた瀧本美織(左)と鈴木敏夫プロデューサー=東京・五反田

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 瀧本の抜てきの背景には、宮崎監督の盟友で映画監督の高畑勲氏(77)による「彼女はいい。演技力が素晴らしい」という、強いプッシュがあったという。宮崎監督も「パクさん(高畑監督)の言うことは間違いない」と起用を決断。瀧本には“合格”を知らせず昨年12月25日にオーディションを行い、正式にヒロイン起用を決めた。

 舞台は大正から昭和初期の日本。「本当にすごいことだと思うから頑張ろう」と、当時の女性の話し方を勉強すべく、映画「キューポラのある街」(62年)や「無法松の一生」(58年)を見てアフレコに臨んだという。「昔の人はしゃべるのが速いんだと思った」と振り返り、鈴木プロデューサーは「オーディションとアフレコで声が変わってた。宮さん(宮崎監督)も喜んでいた」と、対応力を絶賛した。

 作品の中では主人公・堀越二郎とのキスシーンもある。「ジブリ作品では初めてだと思って緊張したんですけど、すんなりしちゃいましたね」とにっこり。ジブリ作品では「トトロが好きです。きれいな森には本当に(トトロが)いるということをまだ信じたいタイプです」という純真無垢(むく)な瀧本がどんな演技を披露しているのか、注目される。

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