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愛之助「半沢きっかけに歌舞伎見て」

2013年8月30日

十月花形歌舞伎の成功祈願を行った片岡愛之助=大阪市の高津神社(撮影・石湯恒介)

十月花形歌舞伎の成功祈願を行った片岡愛之助=大阪市の高津神社(撮影・石湯恒介)

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 当初のタイトルは『半沢直樹(仮)』。「いつ正式に決まるんだろうと思ってたらそのまま(仮)が取れただけ。このタイトルじゃ誰も見なくて、視聴率も10%前後」と予想していた。ところが、25日放送分は関東地区で29・0%、関西地区では大台突破の32・8%(ビデオリサーチ調べ)の大ヒット。「歌舞伎を昼夜やっても観客は数千人。テレビは何百万人も見ている。やはりこの影響力は大きい」と実感する。歌舞伎界でも半沢人気は高く、尾上菊之助、尾上松緑らからも「面白かった~」と毎回のように感想が伝えられている。

 オネエの仕草は女形である弟子の愛一郎を見て“勉強”した。「長年、愛一郎と一緒にいて、見てきた結果です」と師弟が逆転。また『半沢』には銀行の出世頭・大和田役で香川照之(市川中車)も出演。「中車さんとは歌舞伎ではまだなのに、先にテレビでご一緒させていただいた。逆輸入のような感覚」と、不思議な縁も感じている。

 『半沢』の後、NHKドラマ『ガラスの家』(9月3日~)にも出演。またバラエティ番組への出演も増えてきた。「バラエティはセリフを覚える必要もなくて楽しい。でもプライベートの切り売りを望まれている部分もあるから、あまり出過ぎるのも」と自分の立ち位置を大切にしている。

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