「帝王賞・交流Ｇ１」（２７日、大井）

　交流Ｇ１帝王賞（２７日・大井）へ挑戦するオオエライジン（牡４歳、園田・橋本忠）が１５日、地元・園田競馬場で１週前追い切りを行った。

　主戦・木村健を背に、５Ｆ標手前から徐々にピッチを上げると、直線は馬場の７分どころへ。最後まで相棒の行く気に任せ、楽々とゴール板を駆け抜けた。４Ｆ５７秒２。「中間も十分に乗ってきたし、きょうもいい感じだったね。前走は（約３カ月ぶりの実戦で）少しボケてたところがあったけど、使ってピリッとしてきた」と、主戦は確実な上昇ぶりを感じ取る。

　デビューから１０連勝。その後、交流重賞では(3)(5)着と跳ね返されたが、前走の地元・兵庫大賞典を快勝。再びＪＲＡ勢に挑戦状をたたきつける。「厳しい競馬を経験したことで、精神面でも肉体面でも確実に成長してきた。相手は強いが、いまの状態でどこまで通用するか楽しみだね」と、橋本忠師も大一番へ期待を膨らませている。