星野“仙勝”に笑み…突破率は10割だ
「モブキャスト CSファイナルS・第1戦 パ、楽天2-0ロッテ」(17日、K宮城)
ファイナルS初戦を制した楽天・星野監督は試合後、ニヤリと笑みを浮かべた。先手必勝の短期決戦。アドバンテージを含めて2つの白星を手に入れ、「まさか田中で負けるわけにいかないでしょ」。文字通りの“仙勝”で日本シリーズへ向けて大きく前進した。
パ・リーグでは、CSが導入された07年以降、初戦勝利のチームがすべて日本シリーズへと歩を進めている。つまり、CS突破率は100%。楽天の絶対優位は、もう揺るぎないものとなった。
指揮官も晩秋の香り漂う、杜の都で余裕風を吹かせた。「明日は(先発投手)誰だい?あー、新人王か。しっかり田中に続いてもらいたいな」。まだ、タイトルが確定もしていない15勝ルーキーの則本に対して、冗舌に期待を寄せた。
球団として日本シリーズ初出場へは、残り2勝。「目の前の1勝をきちっと取っていきますから」。さらなる高みへ。ここで足踏みするつもりなど、さらさらない。