日本ハム・栗山監督、清宮を侍4番に育て上げる!初対面の印象は「ベーブ・ルース」

 日本ハムは27日、東京都国分寺市の早実を訪れ、ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)に指名あいさつを行った。同席して初対面した栗山英樹監督(56)は2020年東京五輪で侍ジャパンの4番を担う選手に育て上げることを使命に掲げると同時に、将来、ベーブ・ルース級の世界的な選手になり得るスター性を感じ取った。

 40分間の話し合いで人を引きつける魅力、存在感を十分に肌で感じた。将来、大スターになる確信も深まった。会談を終えた栗山監督は「雰囲気があるよね。ベーブ・ルースってあんな感じだったのかなって。みんなが大好きになる。引きつけられる魅力は間違いなくある」と笑みを浮かべて振り返った。

 高校通算111本塁打を放ったスケールの大きさは伝わった。当面の目標は、3年後の東京五輪で日本代表の4番を任せられる選手にすること。栗山監督は「真ん中を打ってるんだっていうぐらいの道筋は俺の中でイメージはある。責任として考えている」。素質を認めるからこそ、絶対無二の長距離砲に育て上げる使命に燃えている。

 会談で清宮は「ともに天下を 夢は正夢」と記した栗山監督のIDカードと、木田GM補佐が引き当てた交渉権確定のくじを贈られ「これが本物っすかあ」と喜び、差し入れの好物の柿を岩舘スカウトから渡されると満面に笑みを浮かべたという。その姿に栗山監督も「天真らんまんで、子どもっぽさ、純粋さを持ち合わせてるんだなと感じた」と笑った。

 また球団から渡された育成プログラムが記されたパンフレットに興味津々で、球団からの問いかけにも、しっかりした口調で答えていたという。球団が進める新球場建設構想については清宮から質問。すでに心は日本ハム入団へと向かっているようだ。

 「野球の華である大きなホームランを打つ、その夢を一緒にかなえていくんだという思いでやっていく」と栗山監督。入団後は長所を伸ばしスターへの道を歩ませる。

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