松井秀喜氏、史上最年少で殿堂入り
巨人や米大リーグのヤンキースで活躍した松井秀喜氏が15日、野球殿堂入りした。43歳7カ月での殿堂入りは、野茂英雄氏の45歳4カ月を抜いて史上最年少記録。ニューヨーク在住のため殿堂入り通知式は欠席し、代わりにメッセージが読まれた。メッセージ全文は以下の通り。
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この度、大変な名誉であります野球殿堂入りの一報を頂きまして、この上ない喜びと光栄な気持ちであります。
この日を迎えられたことをまずは私を応援して下さり、私のプレーをいつも後押しして下さったファンの皆様に心から感謝申し上げます。球場で頂いた大声援は、今でも私の耳に残っており離れることはありません。本当にありがとうございました。
そして、私の巨人軍入団以来、共に汗を流し、付きっきりで指導して頂きました長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督とのご縁がなければ、本日の名誉ある日を迎えられなかったのではと感じております。
来る日も来る日も、私のスイングをチェックして下さり、その日々が、打者としての、また野球選手としての大きな礎になりました。「打撃は生き物だから、日々バットを振って、自分自身と向き合い、常に最高の状態にしておかなくてはいけない」長嶋監督からのその教えを胸に、選手生活を引退するまでの日々を送りました。
私の野球人生の最大の師であります長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督に、改めまして、この場をお借りしまして心より感謝申し上げたいと思います。
また、私と共に戦いましたチームメートの皆様、スタッフの皆様にも感謝申し上げます。皆様と共に過ごした日々の思い出は、私の生涯の宝物です。
あと、私は20年間プロ野球選手としてプレーしましたが、NPBでプレーしましたのは半分の10年だけです。それにも関わらず、野球殿堂入りの名誉を頂けました事を関係者皆様に感謝申し上げます。
最後になりますが、本来であれば本日その場にいなければいけないのですが、出席が叶いませんでしたことをお詫び致します。必ず、7月の授章式にはファンの皆様に直接お礼をお伝えできればと考えております。
改めまして、本日を迎えられました事を私の野球人生で関わりました全ての方々に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。