創志学園・西、ガッツポーズ注意受けていた「必要以上しないように」
「第100回全国高校野球選手権・2回戦、下関国際5-4創志学園」(15日、甲子園球場)
創成館(長崎)との1回戦で4安打完封勝利を挙げた創志学園の先発・西純矢投手(2年)が9回を3安打も9四死球と制球に苦しみ、5失点で九回逆転負けを喫した。
チームを夏初勝利に導いた右腕が甲子園を去った。初回三者凡退立ち上がるも、二回からリズムを崩した。五回まで毎回四死球の走者を置く苦しい投球。無四球で毎回の16奪三振を奪った1回戦からは予想できない姿だった。
初回に球審から「必要以上のガッツポーズをしないように。試合のテンポを良くするために、早くプレートについて」と注意を受けたという。1回戦でも、ピンチを切り抜けるたびに、こぶしをつくって自らを鼓舞していたが、この試合の初回もマウンド上で雄たけびを上げていた。
中盤からは雨も降り、狂いを生じたリズムは元には戻らなかった。投じた球数は179を数え、九回は先頭打者から2四死球を与え、逆転を許した。
くしくもこの日は昨年亡くなった雅和さんの46歳の誕生日だった。試合後、人目をはばからず号泣した西は、「父はよく頑張った。来年戻って来いと言ってくれると思う。自分の投球ができなかったが、この経験を生かして来年戻って来たい」と誓っていた。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
野球最新ニュース
もっとみる阿部巨人の底力!5点差逆転サヨナラ星 丸の代役スタメンに「正直、マジか…と」若林延長十回決めた
マルティネス 巨人移籍後初白星 延長十回をあっさり三者凡退→サヨナラ勝利「まさかこういう形で」
ヤクルトは守護神・田口が大誤算 高津監督痛恨「もろに出ましたね。心配しているところがね」
サッカー日本代表指揮官が東京ドーム見参 巨人ファン森保監督「すごく感激」の始球式
DeNA・東「不安もあっていろんな意味で緊張」→エースの投球7回0封 チーム36年ぶり2年連続開幕星
中日・高橋宏 無念KOで開幕黒星発進 六回途中5失点「結果を重く受け止める」
チャンピオンフラッグ2本への執念 DeNA・三浦監督「やはり一本じゃ物足りない」
新庄ハム 清宮弾で開幕白星発進 AI予言的中「チャットGPTに今日の展望を聞いたら」