落合氏、大船渡・佐々木は「時間がかかる」右手中指の血マメを不安視
元中日監督の落合博満氏(65)が、16日深夜に放送されたMBSテレビ「戦え!スポーツ内閣」(水曜後11・56)に出演。17日開催のドラフト会議で阪神が1位指名すべき選手について「オレは森下だよ」と、明大・森下暢仁投手(22)の名を挙げた。
落合氏は「指名は全員ピッチャー。野手はいらない。野手はいろんな若手がいる。誰が投げるの?」と指摘。さらに「ピッチャー…先発に余裕がない。高校生と違って、大学で4年やっているからそれなりの経験も体力もある。今すぐに使いたいってことを考えれば、森下ですよ」と、阪神のチーム事情を考慮しながら提言した。
競合が予想される大船渡・佐々木朗希投手(17)については「時間かかるでしょ。佐々木は特にね。将来的にローテに入ってくるピッチャーになると思うけど、今すぐなのって言われるとクエスチョンマークがつく。試合で投げてないわけだから。ひっかかるのは指のマメね」と、右手中指の血マメを不安視する。
落合氏は星稜・奥川恭伸投手(18)についても「いいんだろうけど、ある程度の時間の余裕を与えてやろうってのが必要。シーズン後半なら投げて来れないこともないんだろうけど、開幕からローテーションに入れてってのは難しい」とした。
昨年の同番組で、阪神の1位指名を近本光司投手と予想し、的中させたますだおかだ・増田英彦(49)も、森下の1位を予想。落合氏との一致に「獲りました!」と早くも交渉権獲得を予感していた。