「ソフトバンク春季キャンプ」（１５日、宮崎）

　ソフトバンク・甲斐野央投手（２３）が、右肘内側側副靱帯（じんたい）一部損傷でリハビリ組に合流した。当面はノースロー調整となり、開幕１軍メンバー入りは絶望となった。

　１年目の昨季はレギュラーシーズンでチームトップの６５試合に登板し、ポストシーズンや侍ジャパンの一員として国際大会「プレミア１２」でもフル回転。だがキャンプ休日だった１４日、佐賀市内の病院で磁気共鳴画像装置（ＭＲＩ）検査を受け、右肘内側側副靱帯一部損傷と診断された。

　「（アマチュア時代に）肩や腰（のけが）はあったけど、肘は初めてのことで分からなかった。僕の管理不足」と語った甲斐野。今後はノースロー調整を強いられる。

　損傷具合にもよるが実戦復帰まで数カ月を要するケースもあり、工藤監督は「難しいんじゃないかな。それよりも、しっかり気持ちを切り替えて治してほしい」と開幕よりも、完治を優先させる方針だ。