オリックス 田口コーチの配置転換検討 外部招へいで打撃テコ入れへ
オリックスは7日、今季の全日程が終了した。2年連続最下位からの巻き返しへ向けて中嶋聡監督代行(51)が近く監督に就任、組閣に着手する。田口壮野手総合兼打撃コーチ(51)の配置転換など得点力と守備力のアップにつながる体制作りを急ピッチで進める。
2年連続最下位、最終戦を終えた中嶋監督代行は「あまり良くない。悔しいシーズンだと思う」と振り返った。西村前監督の辞任を受け、シーズン途中からチームを指揮。積極的に若手を起用し、戦力のフル活用で立て直しに力を注いだが、課題は山積している。
勝てるチームへ変身させるため、首脳陣の入れ替えを敢行する。まずヘッドコーチには前広島2軍監督の水本勝己(52)を招へい。中嶋監督代行とは同学年でもあり、気心が知れる仲。3連覇した広島の礎を築いた経験を参謀として生かす。
これにより今季はヘッド兼投手総合コーチを務めた高山コーチを投手コーチに専任。投手力強化に努める。
打撃部門は外部招へいを含めてテコ入れする。田口野手総合兼打撃コーチは配置転換を検討。風岡内野守備走塁コーチ、斎藤バッテリーコーチは留任する。
2軍は小林監督代行が監督就任、小谷野野手総合コーチと二人三脚で若手育成に尽力する。現役引退した山崎勝がバッテリーコーチ、松井佑が打撃コーチ、小島も役職未定ながらコーチとして加わる。
中嶋-小林の95、96年連覇バッテリーを中心に常勝球団を作りあげる。